作成日:
2025/11/19
更新日:
2025/11/26
Dr.okke導入前の課題
地方の県立高校あるあるだと思いますが、高校からの課題が多いため、もともと学校教材の質問対応を実施していました。
積極的に質問をしてくれる生徒は良いものの、質問しない生徒とは会話がない状況もありました。「質問ある?」などの声掛けは行いますが、質問が無い場合はコミュニケーションが取れず、なんとか声掛けのきっかけが欲しいと考えていました。
また、生徒の学力把握も学校で受験する模試頼み。高3の模試で具体的な志望校判定が出始めるまで学力の把握が困難で、単元ごとの理解度などをもっと手っ取り早く把握したいとも思っていました。
現在のDr.okkeの使い方
最初は同じ高校の同じ学年で同じテストを設定していましたが、通塾曜日などがバラけると管理も難しくなり、生徒ごとに個別に設定するようにしました。
生徒が来た日に高校での数学の履修状況を把握し、履修済単元の問題を数問設定、その日のうちに解いてもらいフィードバックを行っています。問題には解説があるので多くの生徒はそこで理解できているようです。その結果を踏まえてアドバイスなどのコミュニケーションをとっています。質問対応だけの頃よりも生徒の出来が鮮明になるのと、何より話すきっかけができるところが「装置」として良いなと感じています。
Dr.okke導入後の変化
著しく意欲的になったのは受験生です。
システムの理屈を塾側がいかに熱く語ったとしても、利用する生徒が効果を実感せねば使用が定着しません。効果的と感じたからこそだと思いますが、高3生は自主的に「●問設定してくれ」と言ってきます。学校の学習と並行して、Dr.okkeの自動作成で、全単元からランダムに出題されるミニチェックテストを作り、自分の穴を発見することができ、実力につながると実感できるのだと思います。入試を意識している高3生だからこそですね。
非通塾日も、塾のLINEにテスト設定の要望があり、自宅での利用もしてくれていて嬉しいです。自宅でもこのシステムを主体的に取り組んでくれる生徒は学力もきっと伸びますし、退塾もしないでしょう笑
オススメポイント
ICTの学習ツールは世にあまたあります。選ぶのも大変な状況になっています。
その競争の結果、開発側が導入塾の要望に応えるうちにコンテンツが膨大になり、多機能化し、結果的に塾も生徒も使いにくい、やりきれないなんてこともよく耳にします。その点、Dr.okkeはあえて機能を絞ることで使いやすく、継続的に利用してもらえるようにと設計してあると思います。現に生徒もスマホから自然に利用することができていて、大きな負担にもなっていないと思います。
もともと数学の質問対応ということで通塾していた生徒を対象としているので、数学のテストを作っていますが、英文法に関しても+アルファの課題として設定する予定です。学校の進度と関係なく、とにかくまずは基礎の約200問の英文(200の文法事項)を暗記してもらい、英語での思考のベースとしてもらおうと考えています。


